転職活動を開始して、転職サイトに登録するとスカウトメールが来ます。
スカウトメールが来ると最初は嬉しいものです。
しかし、メールを開いてみるとがっかりするケースが沢山あります。
転職サイトのスカウトメールが怪しいのです。
- どうしてスカウトメールに怪しいものが多いのか
- 優良なスカウトを見分ける方法
について解説します。
優良スカウトが多い転職サービスもご紹介します。
ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
転職サイトのスカウトが怪しいと感じるきっかけ
転職サイトに本登録してないのにスカウトメールが来るので怪しい
まだ氏名や学歴などの簡単な情報しか登録してないのにスカウトメールが届くケースです。
これは怪しいスカウトです。
登録時点で届くスカウトメールはほぼ無視で構いません。
これはスカウトというより広告です。
転職サイトのスカウトメールの文面にテンプレートを使っているので怪しい
テンプレートの文面をそのままスカウトメールとして送る場合があります。
文面がパターン化されているので気づきます。
本来スカウトは、転職者の経歴や経験をもとに個別にスカウトを送るものです。
誰にでも当てはまるような定型文は怪しいと感じます。
登録したサイトによっては大量にスカウトメールが来ます。
スカウトは本来、特別なものです。
それなのに大量に来ます。
文面を読むと怪しいと感じ始めます。
転職サイトからメルマガ風におすすめ案件が来るのが怪しい
大手一般転職サイトではよくあるケースです。
送付する側は、システム上の再送機能を使えます。
そのため、再び同じ内容のメールがきます。
せっかくなので、メールを読みますが、見たことがある求人案件なのです。
転職サイトのスカウトが怪しいことの理解のために転職サービスの違いを把握する
転職サービスの違い
スカウトを理解するために解説します。
転職サービスは大きく分けると3種類。
それぞれの仕組みは異なります。
- 転職サイト
- 転職エージェント
- ヘッドハンティング型転職サイト
転職サイトとは
WEBサイト上のサービスです。
- サイトに求人が掲載されていて、自由に検索、閲覧が可能。
- あなたが選び、転職サイトの仕組みを通じて応募。
- 企業が広告料を先払いし、一つのサービスを選ぶ傾向のため、サイト間の求人の重複は少ない。
転職エージェントとは
対人型のサービスです。
- 転職エージェント会社の、キャリアアドバイザーと面談。
- 1人の転職希望者に1人のキャリアアドバイザーが付き、相談に乗ってくれたり、求人を案内してくれたりする。(のが基本)
- 転職エージェントを通して、企業に応募。
- 採用が決まった時に企業からエージェントに手数料酬が支払われる仕組み。
- 転職エージェントが違っても同じ求人を保有していることがあります。
- 大手から中小まで様々存在します。
- それぞれの転職エージェント会社は独自の「転職エージェントサイト」を保有しています。
ヘッドハンティング型転職サイトとは
一つのサイト内に多くの「転職エージェント」を集めたWEBサイト上のサービスが「ヘッドハンティング型転職サイト」。
- あなたの経歴やスキルを見たヘッドハンターからスカウトが届く。
- そのサービスに多くの転職エージェント会社が参画。
- 転職エージェント会社がサイトに求人を掲載
- 求人は転職エージェント会社を通して応募。
- 登録してスカウトを待ってみるだけでもOK
- 一部企業からの直接スカウトの仕組みもあり
一般転職サイトのスカウトの種類は怪しい?
一斉送信のスカウトメール
多くの人に送るスカウトメールです。
登録情報をもとに条件一致で送るパターンです。
あらかじめ用意されている文面のスカウトメールを送る仕組みになっています。
書類選考で落とされることもかなりの確率であります。
面接が有利になるなどの特典はありません。
面接まで行ってしまい、そこでがっかりする可能性もあります。
企業の人事からのスカウト
スカウトメールは、企業の採用担当者が書いていない場合もあります。
大手人材会社の下請けの業者が代行することがよくあります。
求人広告は料金プラン別に利用できる機能に制限があります。
高い求人広告掲載費を支払うと、サイト内の求人検索で上位に表示されます。
高い求人広告掲載費を支払うと、スカウトメール送付のオプションがセットでついてきます。
企業としては、スカウトメールを送らないと損です。
スカウトメールを送る企業は採用が足りていない企業です。
職場環境や労働条件が悪い企業が多い傾向となります。
人手不足の職場に早く人をいれたいため、必死で採用担当者がスカウトメールを送っています。
社員の入れ替わりが激しい企業も、スカウトメールを送る傾向があります。
中にはブラックに近い企業も混ざっています。
スカウトとオファーの違い
転職サイトによって言葉の定義が異なります。
転職サイトによってスカウトやオファーといった呼び名は異なり、内容はほぼ同じで言い方が違うということがあります。
さまざまな言葉を使っています。
- ヘッドハンティング
- スカウト
- オファー
- オープンオファー
- 興味通知オファー
- プライベートオファー
- オファーDM
- マッチングメール
- 関心お知らせメール
- 求人案内
一般的に、スカウトメールの方が、企業がメールを送った人にぜひ応募してもらいたいという意向を示す内容になっています。
一方オファーメールは、メールを送った人にもし興味があれば応募してください、という意図で送られています。
求人広告的意味合いが強く、スカウトメールよりもより多くの人に送られる傾向があります。
ヘッドハンティング型転職サイトのスカウトの種類は怪しい?
転職エージェントのスカウト
ヘッドハンティング型転職サイトと契約している転職エージェントのヘッドハンターがあなたをスカウトするケースです。
基本的に怪しくありません。
スカウトともヘッドハンティングとも呼びます。
転職エージェントが企業から求人案件を預かり、ヘッドハンティング型転職サイトに登録しているあなたをスカウトして求人案件を紹介するのです。
一般転職サイトのスカウトよりも、あなただけを選んで紹介しているので貴重なスカウトです。
スカウトメールは非公開求人の宝庫です。
企業と独自の人脈を築いている小規模エージェントも世の中には沢山あります。
聞いたことがない小さい転職エージェントが優良企業求人を送ってくることがあるのです。
転職サイトからスカウトメールを受けると、思わぬ出会いがあります。
求人自体の質が良く、年収も高い傾向があります。
転職エージェントのスカウトは、転職エージェントの書類選考を通過した状態になります。
その後、企業の書類選考に通過しないこともありますのでぬか喜びは禁物です。
なお、転職エージェントのサイトでスカウトを送る仕組みはありません。
転職エージェントは契約しているヘッドハンティング型転職サイトでスカウトを行います。
転職エージェントは自社に登録済の人に非公開求人を送るだけでなく、自社には登録がない求職者にもアプローチできるからです。
なお、「ヘッドハンター」「ヘッドハンティング」は近年言葉の意味合いが拡大解釈されてきていることを、こちらの記事で解説しています。
ヘッドハンターとは?ヘッドハンティングとは?その意味?|転職の知識
企業が送ってくるダイレクトリクルーティングのスカウト
企業があなたの登録情報を確認したうえで送るスカウトメールです。
キャリアやスキルに期待して送っています。
このスカウトメールが一番、内定に近いスカウトです。
企業の書類選考に通っている状態です。
ほぼ面接確約のスカウトです。
企業から直接スカウトメールが送られてきたときは、内定を勝ち取るチャンスです。
しかし企業からの直接スカウトメールが来た段階で内定は確約されているわけではありません。
面接で落ちることはあります。
折角スカウトされたのに面接で落ちたときは、とても残念な気持ちになりました。
転職サイトの怪しいスカウトメールは無視してかまわない
怪しいスカウトメールは無視して構いません。
返信しなければいけないルールはありません。
スカウトメールの内容を見極めて、必要なものには返信していくようにしましょう。
転職サイトから質の高いスカウトメールを受け取る方法
質の高いスカウトメールを受け取るためには、以下の対策が重要となります。
- 職務経歴書を作り込む
- 転職サイトにこまめにログインする
- ヘッドハンティン型転職サイトに登録する
あなたに代わって最前線に立つのが、職務経歴書です。
転職エージェントや採用担当者がスカウト対象者の検索でヒットするようなキーワードを職務経歴書に入れておきましょう。
採用担当者のスカウト管理画面では、ログインが直近の求職者が上位表示されます。
ヘッドハンティング型転職サイトに登録して、その中で転職エージェントにヘッドハンティングされましょう。
おすすめの転職サイト
ビズリーチ
CMでもお馴染みのハイクラスヘッドハンティング型転職サービス
ビズリーチ公式サイトはこちら
リクルートダイレクトスカウト
人材転職業界の最大手のハイクラスヘッドハンティング型転職サイト
リクルートダイレクトスカウト公式サイトはこちら
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