ある日ふと気になり始めるのが50代からの「セカンドキャリア」です。
人生100年時代と言われています。
人生100年時代とすると、50代から先の人生がまだまだ長いのです。
しかし世の中、年功賃金や終身雇用が崩壊中です。
若い頃から思い描いていた50代以降の人生のイメージと現実がずれてきていませんか?
多くの人は、50代からの「セカンドキャリア」が気になり始めます。
一回きりの人生です。
誰しも人生の後半を幸せに過ごしたいと考えます。
50代からのセカンドキャリアをどう考えるか、50代以降の人生をどう生きていくのかを解説します。
目次
セカンドキャリア|50代からどう生きていくのか考える
セカンドキャリアとは
「セカンドキャリア」とは、人生における「第2の人生における職業」のことです。
もともと「セカンドキャリア」という言葉は、引退を迎えたプロスポーツ選手のキャリアチェンジを指す言葉でした。
体力が勝負のプロスポーツの世界では、人生の前半にピークが着ます。
プロ野球を引退して、監督コーチや開設車になる人もいます。
しかし、野球とは関係ないキャリアを選択せざるを得ない人が大多数です。
いつの間にか、普通のサラリーマンもプロスポーツ選手の様になってしまいました。
50代からのセカンドキャリアを考える必要があります。
かつて抱いていた50代以降の人生のイメージ
かつては、若い頃から思い描いていた50代以降のイメージというのがなんとなくありました。
50代からのセカンドキャリアという概念はありませんでした。
- 20代30代に低賃金で苦労した分、50代では高賃金の高待遇。
- 50代は役職者。
- 退職金と年金で60代以降の老後は悠々自適。
かつて抱いていた50代以降の人生のイメージはこんな感じではないでしょうか。
ところが50代以降の実態は変化し、セカンドキャリア模索の必要が
思い描いていた50代以降の実態が変化してしまい、セカンドキャリアを模索する必要が出てきました。
- 50代で役職定年、給与ダウン、プライドダウン
- 会社によっては業績悪化、リストラ、倒産
- 優良企業でも早期退職、黒字リストラ
- 退職金も目減り
- 寿命伸びる
- 年金受給年齢引き上げ
- 年金は目減り
- 定年延長されるも超低賃金
- 定年後に普通に転職すると肉体労働
- 老後は子供が面倒見てくれるのは昭和的考え方
酷いものです。
将来を見据え、
- キャリアチェンジも含めたセカンドキャリア
- 早期リタイア後のセカンドキャリア
- 定年退職後のセカンドキャリア
などの50代からのセカンドキャリアについて考える人が増えています。
50代からのセカンドキャリアを考えるかそのまま過ごすか
50代以降のセカンドキャリアは考えず、今までの流れのままに身を任せる人
50代からのセカンドキャリアの考え方は人により様々です。
今までの流れのままに身を任せる人ももちろんいます。
- 役職定年に甘んじる
- かつての部下が上司に
- 重要な会議に呼ばれなくなる
- プライドが傷つく
- いやいや出勤を続ける
- 定年延長で低賃金にて働く
- 望まない仕事を我慢して続ける
50代以降のセカンドキャリアは考えず、今までの流れのままに身を任せる人もいます。
50代以降のセカンドキャリアは気にしない、お金に余裕のある人
お金に余裕のある人もいますよね。
- のんびりと過ごす
- 趣味に没頭する
お金に余裕がある人は、50代以降のセカンドキャリアを気にしなくて良いのかも知れません。
今までの流れが断ち切られ、50代以降のセカンドキャリアに困る人
今までの流れが断ち切られる人
- 会社が傾く
- リストラに遭う
- 再就職は肉体労働
今までの流れが断ち切られる人は、50代以降のセカンドキャリアに困ります。
50代からのセカンドキャリアを模索する人
50代からのセカンドキャリアを模索する人もいます。
セカンドキャリアを模索する人は、まずは行動してみて考えるのが大切です。
50代からのセカンドキャリアでは「まず実行」が重要です。
頭で考えていても始まりません。
これまでの知識と経験をどう活かすか50代からのセカンドキャリアを模索するのです。
先が見えない世の中でどう生きていくかについてはこちらの記事で解説しています。
会社に依存しない40代|先が見えない世の中でどう生きていくか
50代からのセカンドキャリアの見つけ方
50代からのセカンドキャリアを見つけるためには「これまでのスキルを洗い出す」
50代からのセカンドキャリアを見つける上で、自分自身を客観的に見るには、自分の経験やスキルを書き出してみます。
書き出してみると、他人の目になって、そのキャリアを見つめることが出来ます。
転職活動におけるキャリアの棚卸しのやり方が参考になります。
キャリアの棚卸しについてはこちらの記事で解説しています。
キャリアの棚卸しのやり方【40代50代の転職活動では非常に重要です!】
50代以降もスキルを更新しセカンドキャリアに備える
50代は長年の経験と実績を積み上げてきています。
よって、今までの経験をもとに50代からのセカンドキャリアを考えがちです。
しかし、過去ばかりを見ていては50代からのセカンドキャリアは花開きません。
伊能忠敬が参考になります。
伊能忠敬は、事業家として成功し、49歳で隠居しました。
50歳のときまさに江戸に出て、天文・暦学を学び始めました。
その修業がきっかけで地図作りを始め、シニア世代の17年をかけて日本全土を実地測量。
初めての実測による日本全図の作成という壮挙を成し遂げました。
50代からスキルを更新し、セカンドキャリアに備えるのが大切です。
スキル更新の方法の一つは読書です。
紙の本を読むだけでなく、耳で聞く読書により新たな時間の創出が可能になります。
スマホとイヤホンにより、通勤や異動の時間が全てスキルアップ時間になります。
おすすめは、本を聴くAmazonのサービス「アマゾンオーディブル」です。
「アマゾンオーディブル」は月額1,500円ですが、30日間の無料トライアル付きです。
自動更新ですので、無料体験が終了すると自動的に有料会員になり、料金が発生します。
無料期間中に解約しても会員期限まではそのまま全機能が利用可能。
解約を忘れてしまいそうな方は早めに解約手続きを済ませておきましょう。
移動時間にはイヤホンが便利です。
時代は変化していますので、新しい分野に取り組みましょう。
新しい分野と過去の経験の掛け合わせから何かが生まれるものです。
50代以降のセカンドキャリアのプランを思い描く
50代からの今後のキャリアプランを思い描きましょう。
50代からのセカンドキャリアを見つける際は、はじめに自分自身のキャリアにおけるゴールを描きます。
- 何歳まで働くのか
- どのような業界で働きたいのか
- どのような職種で働きたいのか
50代からのセカンドキャリアを見つける際は、あらかじめ、これらを描いておきます。
50代以降のセカンドキャリアプランに必要な資格を確認する
50代からの自身のセカンドキャリアプランに向けて必要な資格を確認します。
ただし、資格が頼りにならない場合も多くあります。
慎重に検討しましょう。
50代以降のセカンドキャリアのプランに役立つセミナーや講座に参加する
ハローワークや民間企業が開催しているセカンドキャリアを支援するセミナーや講座に参加もよいでしょう。
厚生労働省が実施している公共職業訓練もあります。
セカンドキャリアに必要な情報や知識を得られます。
50代からのセカンドキャリアを考える仲間が見つかるかもしれません。
50代からのセカンドキャリアを転職で見つける
50代からのセカンドキャリア転職を模索するためには行動が必要です。
筆者はこの道を選びました。
まずは転職エージェントに登録して模索からスタートです。
すぐに転職をする予定がなかったとしても、キャリアアドバイザーに相談することで、新たな選択肢や可能性が見つかるかもしれません。
また、転職エージェントに登録して反応を見ることで、自分の経験やスキルがどの程度通用するのか、客観的な視点から知ることができます。
転職サイト、転職エージェントに登録するところから転職活動は始まります。
40代50代は、転職エージェントから個別に紹介される「非公開求人」に応募しないと転職活動が進みません。
転職エージェントから「非公開求人」を紹介してもらうためには、以下のどちらかです。
- 40代50代に適切な転職エージェントに登録する
- ヘッドハンティング型転職サイトに登録して、その中で転職エージェントにヘッドハンティングされる
それぞれの転職エージェント、転職サイトには転職業界内でのポジショニング(サービスの立ち位置)があります。
それぞれ得意とする年収グレードや職種、業界、年齢層、ターゲットが異なるわけです。
登録して使い始めてみると、自分と相性がいいのかどうかが更によくわかってきます。
そして40代50代は多くの転職サービスに登録しないと、適切な求人案件に巡り会うところまでたどり着けません。
無料登録できますので、適切な転職サイト、転職エージェントに複数登録し、使いこなすかが成功へのキーファクターとなります。
登録して活用してみるまで、あなたと相性が良いのかどうかわかりません。
複数登録して併用することが肝心です。
なお、筆者は50代で3回転職に成功し、いずれも転職エージェント経由でした。
おすすめの転職サイト&転職エージェント
以下は全て、筆者が登録活用したサービスです。
リクルートダイレクトスカウト
- 人材転職業界最大手のハイクラスヘッドハンティング型転職サイト
- 年収800〜2,000万円の求人多数
- 登録後はスカウトを待つだけ
- 質の高いハイクラス求人案件が豊富
- 登録も活用も無料
- 年収600万円からのミドル・ハイクラス層向けの転職支援に強い
- マネージャー(管理職)・管理部門の求人が多い
- キャリアアップ、ハイクラス転職を狙っている人向き
- 外資系・グローバル企業に強い
- サポートが良質
- 登録も活用も無料
- 大手転職会社パーソルのメインサービス
- 業界最大級の利用者数
- サイトに掲載されている求人情報の数は国内最大級
- 正社員のお仕事を中心に、さまざまなサービスを展開
- 幅広い職種を紹介可能な総合型エージェントサービス
- 登録も活用も無料
ビズリーチ
- CMでもお馴染みのハイクラス転職サービス
- さらに年収をアップしたい方向け
- 幹部職も多数
- 年収600万円以上の求人が大半
- ハイクラス向けのヘッドハンティング型転職サイト
- スカウトが受けられる
- 登録無料
- キャリアコンサルタントが親身だと評判の転職エージェント
- 人材業界の大手の一つ、株式会社パソナ展開するサービス
- 「パソナ」は、人材派遣会社のイメージが強いが、転職エージェントとしても評判が高い
- ミドル世代以降の転職支援実績も豊富
- 非公開求人が8割
- 登録も活用も無料
- 業界最大手のリクルートだから安心
- 圧倒的な求人数
- ほとんどの業種や職種に対応してもらえる
- 20代~50代まで幅広い年齢の方に対応
- 直接紹介される「非公開求人」の数は業界随一
- 登録も活用も無料
コトラ
- プロフェッショナルなポジションをご紹介する転職エージェント
- 銀行や証券、ファンド、コンサルティングファーム、経営幹部に強い
- 製造業の各業界のハイクラス層に強い
- 戦略コンサルや財務アドバイザリーのコンサルタントに強い
- メーカー等事業会社の経営職や管理系のポジションに強い
- 登録も活用も無料
更に「特化型転職エージェント」も探す場合はこちらの記事で解説しています。
40代50代のハイクラス転職におすすめの「転職サイト」「転職エージェント」比較
50代からのセカンドキャリアをフリーランスで見つける
エンジニアの世界では以前からフリーランスでの働き方というのが定着しています。
最近はIT系で広がりを見せ、更にWEB系やマーケターにもその機会が増えています。
企業側もフリーランスを使うのに抵抗がなくなってきていることが一員です。
年代制限のある案件も当然ありますが、近年どんどん可能性が広がっている分野です。
企業側からすると、50代の社員はいらない。
けれど、この仕事を業務委託でお願いできるのなら何歳でも可能ということです。
そして、フリーランスエージェントが数多く存在し、仕事のマッチングが容易になってきていることがあります。
フリーランスエージェントは登録も活用も無料です。
登録してみると、どんな案件があるのかわかります。
登録後に、エージェントと面談すると、あなたに合った案件を紹介してくれます。
転職エージェントと似た仕組みです。
50代の筆者でも、登録すると仕事の紹介がありました。
50代からのセカンドキャリアをフリーランスで見つけることも選択肢に入れましょう。
転職エージェントとフリーランスエージェントを併用するのもいいかもしれません。
具体的なフリーランスエージェントについては、こちらの記事で解説しています。
50代からのセカンドキャリアをブログ副業で
フログ運営を続けると収益化が可能です。
ブログサイトに広告を貼ることで、広告収入が得られるのです。
ブログで稼げると、老後も継続できるセカンドキャリアになる可能性があります。
筆者は、この選択も実行しました。
自分のブログサイトを開設すること自体は、簡単です。
費用も非常に安く済みます。
ブログはノーリスク、超低コストでリターンが見込めるのでおすすめです。
ブログを作って、グーグルのアルゴリズムに対し強いパワーを持つまでには、長い時間かかります。
強いパワーが付くと、グーグル検索したときに上位表示されやすくなるのです。
趣味になるか、収益化に持っていくかのどちらの場合も、今すぐ作っておくと良いです。
後になると、もっと早く着手しておけばよかったと思います。
50代からのセカンドキャリアをブログ副業で作ることも可能です。
ブログについてはこちらの記事で解説しています。
幾つかの選択肢を解説してきました。
- 流れに任せる
- 転職でセカンドキャリアを模索する
- フリーランスでセカンドキャリアを模索する
- 副業でセカンドキャリアを模索する
残りが長い人生です。
お金以外の生きがいも考え、50代からのセカンドキャリアを模索してください。
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