もしあなたが初めての転職だったりした場合戸惑うことの一つが、履歴書です。
当然、新卒就活依頼の作成です。
過去に転職経験があっても、時が経つとノウハウが変化していますので戸惑います。
筆者は50代で、年収1000万円の転職に2回成功しています。
40代でも、2回の転職経験があります。
(追記です:この記事を執筆後に、50代で3回目の転職に成功しました)
転職活動の過程で、「中高年向けの情報」、「実体験に基づいた情報」が余りにも少ないと感じました。
そんな経験を持つ筆者が、実体験に基づき詳しく解説いたします。
一般的な、履歴書の作成方法やノウハウは、転職エージェントのサイトを中心にネット上に豊富な情報があります。
筆者も、転職エージェントサイトの情報などを元に、履歴書を作成しました。
ところが、履歴書作成過程で、中高年ならでは困惑がありました。
40代50代ならではの不足情報を解説します。
目次
履歴書作成はワードを使うのが一般的|40代50代はみなれたフォーマット
履歴書は採用担当者が最初に目を通す書類です。
あなたの学歴や職歴を伝える重要なツールのひとつです。
手書きにこだわる企業は、流石に今は滅多にありません。
パソコンで作成した履歴書が主流になっています。
エクセルではなく、ワード形式が基本です。
自分にあった履歴書のフォーマットをネットで探して、サンプルダウンロードします。
手書きの時代から変わらない、40代50代には見慣れたフォーマットです。
ネットでググって探してダウンロードも簡単です。
履歴書作成|40代50代にはワードの「表」がけっこう面倒くさい
50代でも、バリバリ働いてきた人はエクセルの表の修正は容易だと思います。
表計算ソフトといえば、エクセルです。
表上の文字位置設定など様々な加工の経験が豊富な人が多いと思います。
エクセルで作った帳票が主体の会議資料、エクセルで作ったフラフを貼り付けたパワポのプレゼン資料。
エクセルは駆使する必要がありました。
一方、ワードを駆使する機会が合ったのは、一部の限られた職種の人だけだと思います。
転職経験が多少あると、既存のフォーマットの行数では足りなくなります。
やってみると、ワードの履歴書の表の修正は大変。
フォーマットはネット上で簡単に入手できますが、加工が必要。
筆者の経験上は表の加工に手間取りました。
仕事で、ワードの表の修正加工はあまりしませんでしたよね。
なんで、履歴書はエクセル?って思いますが、日本の常識はゆっくりしか変わりません。
ネット上の情報を散々探ると、「ワードでもエクセルでもどっちでもいい」という情報もあります。
「転職サイト」や「転職エージェント」へのアップロード時でも、どちらも可能です。
ただしネット上の見本は、圧倒的にワード。
そういえば、今まで在籍した企業の総務人事の各種申請書類の表は、エクセルではなくワードの表だったのを思いました。
いざ、自身の選考に関わる書類だと思うと、無難にワードを使用することに。
自分の経歴に合う行数のものをネットで探したものの、それでも若干の表の修正が必要でした。
ワードの表は、加工すると一気に全体が崩れますが、それについてはググってなんとかなりました。
「ワード 表 加工」で検索して見て下さい。
エクセルなら数秒でできるのに・・・。
履歴書に証明写真の画像データを挿入|40代50代が意外と苦戦
ワードの履歴書に証明写真の画像データを入れるのも、コツが入ります。
入れた途端に、表全体が壊れました。
ワードの表は扱いが慣れない。
ググり、解決しましたが、思いの外時間がかかりました。
「ワード 写真 挿入」で検索してください。
40代50代は履歴書の証明写真にも注意が必要です。
写真を撮る際の注意はこちらの記事で解説しています。
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学歴職務経歴は西暦?和暦?
「西暦と和暦はどちらでもよいが、履歴書・職務経歴書全体で統一する」とのネット上のコメントも有り。
ただし、数多くのサイトを見ていくと、どうやら
- 職務経歴書は西暦
- 履歴書は和暦
が大多数。
ということで、履歴書は和暦で作成。
過去40代からの転職でのエージェントとのやり取りでも、「職務経歴書は、西暦」、「履歴書は和暦」で問題なし。
ちょっとしたことですが、こういうところに気を使います。
実際に作成してみると、これも少し面倒でした。
学歴は高校の学歴から記入するので、和暦はそこからスタートするのですが、
- 「高校入学は昭和何年?」
- 「昭和って何年で終わって平成になったんだっけ?」
- 「あの頃バブルだったよなー」
履歴書作成には、思ったより時間がかかることを覚悟しておいてください。
履歴書の「メールアドレス欄」
メールアドレスはいっそのこと、新しく取りましょう。
gmailで、自分の英字の氏名を含んだものを取りましょう。
「自分のフルネームのローマ字」では大概、誰かが既に取得済で取れません。
「自分のフルネームのローマ字」に何文字かローマ字や数字をプラスすればOKです。
いい大人ですので、恥ずかしくないオフィシャル感あるアドレスを転職活動には使いましょう。
履歴書の「電話番号欄」
自宅の固定電話番号と、携帯電話番号の両方を記載
固定電話を使う機会は減っていますが、固定電話があるのなら記載しておいたほうが、履歴書が密になって好ましいと思います。
なお、固定電話番号に電話がかかってきたことは皆無です。
エージェントとの電話のやり取りが発生する場合は、携帯電話となります。
エージェントとの面談などまでの段階では、電話は使うことが余りありません。
「面接前後」、「面接後のレビュー」、「内定」などの段階で、携帯の電話番号でのやり取りがエージェントと発生します。
「職務経歴」記載は記憶との戦い
職務経歴の記載ルールもネット上にあります。
「履歴書」とは別途、「職務経歴書」を作成する必要があります。
その際もここで思い出し、明文化する「職務経歴」は役立ちます。
短期間の勤務であっても、すべての職歴を記載します。
会社名や所属部門は略称ではなく正式名称を記入。
履歴書の在籍期間と職務経歴書と相違がないかどうかは重要。
キャリア上重要な昇格、昇進、異動については記載。
特に50代は、過去の経緯を思い出すのにかなり苦労します。
30年くらい前のことを思い出さなくては。
昔の書類を引っ張り出す必要もあるかも知れません。
履歴書の「志望動機」欄
転職エージェントに提出する際は、応募先が決まっていないケースが大半でした。
だから、履歴書の「志望動機」欄をどうしようか悩みました。
書きようがありません。
悩みましたが、空白で提出しました。
その結果「志望動機」欄は空白のまま、企業に応募となるケースが大半でした。
結論から言うと、空白のままで構いませんでした。
ちゃんと書くべき履歴書の「趣味」欄
転職エージェントやヘッドハンターが「趣味」欄を見てどうということはありません。
「この人大丈夫かな?」と不安になることを書かなければ大丈夫です。
筆者の場合は「読書」と書きました。
筆者の経験上、履歴書はこの後訂正されることなく、企業に送られるケースが大半です。
よって、採用側もこのまま見るわけです。
可能性としてあるのは、企業面接の時です。
私も採用側で面接した際のことを思い出します。
面接後半で、手元の履歴書を裏返した時、履歴書欄が目にとまることがありました。
面接中、趣味に話題が振られ「どのような本をお読みになるのですか」という話に発展することは容易に想像できます。
もし趣味欄に「読書」と書いてあれば、最近読んだ本の内容について答えられないといけません。
にもかかわらず、そう聞かれた50代のあなたが答えに詰まってしまったらまずいですよね。
40代50代は、そこまで考えておいてください。
本人希望記入欄の正しい書き方
絶対条件がない限り「貴社の規定に従います」と書きましょう。
いかがでしたでしょうか。
自信を持って提出できる履歴書に仕上げ、転職活動に望みましょう。
とりあえず登録すべき転職エージェントについては、こちらの記事で解説しています
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