履歴書写真は軽視厳禁。
厳しい40代50代の転職では、履歴書写真について最新の注意が必要です。
履歴書の写真で失敗は避けたいですよね。
この記事では、履歴書写真についての注意事項を解説しています。
昔は、企業に応募するタイミングまで、写真の用意は必要ありませんでした。
応募することを決めて履歴書が必要になり、慌てて履歴書に貼る証明写真の用意をしていました。
今の転職は違います。
- 転職サイトに登録する際にすぐ必要になります。
- 転職エージェントに登録する際にすぐ必要になります。
- 結局、転職スタート時に必要になります。
転職活動を始めると、すぐに写真が必要になるのです。
履歴書と、職務経歴書を登録時にサイトにアップロードしたり、メール添付で送付して本登録となるケースが大半です。
登録後にマイページが開設されて、そこに写真画像をアップするケースもあります。
写真がないと、転職活動が始まりません。
そして特に40代50代だと大切なのは、ちゃんと「写真屋さん」などで撮影することです。
また、紙焼きの写真だけでなく、写真の画像データも必要になります。
男性・女性に限らず、40代50代だからこそ、履歴書写真を用意する上で、見落としがちなことを解説していきます。
筆者は50代で、年収1000万円の転職に2回成功しています。
40代でも、2回の転職経験があります。(追記です:この記事を執筆後に、50代で3回目の転職に成功しました)
履歴書の写真に失敗し、撮り直したことがあります。二度手間でした。
実際やってみないとわからないことが多いのです。
転職活動の過程で、「40代50代向けの情報」、「実体験に基づいた情報」が余りにも少なく不安を感じました。
そんな経験を持つ筆者が、一つずつ解説します。
目次
40代50代転職の履歴書写真は「個人経営の写真屋さん」や「写真館」で撮るのがおすすめ
撮影場所の選択肢
証明写真を取るには、いくつかの選択肢があります。
選択肢
- 個人経営の写真屋さん
- 写真館、写真スタジオ
- コンビニ近くとか駅にある、セルフ証明写真機
- ロードサイドによくある大手カメラチェーン店
- 自分で撮影
筆者は、40代で2回。50代で2回転職経験があり、
- 二箇所のセルフ証明写真機
- 一箇所のカメラ大手チェーン
- 一箇所の個人経営の写真屋さん
- 一箇所の写真館
で撮影してもらった経験がありますので、それぞれの写真の出来上がりの違いが身にしみています。
なぜ、そんなに色んな所で撮影したのかというと、かなり失敗したからです。
セルフ証明写真機
セルフ証明写真機は、緊張したそのままの表情で出来上がります
最近は性能が向上してきて、何枚か撮影された中から選べる機械もあります。
何枚か撮影できても、40代50代だと、にらみつける表情の写真になりがちです。
証明もいまひとつです。
筆者の場合は、いつも必ずそうなりました。
なお、最近はセルフ証明写真機でも、画像データが取得できるものもあります。
大手カメラチェーン
大手カメラチェーン店は、いい人に当たればうまく取ってくれます。
有料の補正サービスもあります。
筆者の経験上は、大手カメラチェーン店は、パートらしき女性の方が撮影担当でした。
対応は事務的なイメージです。
画像データは入手できます。
写真館や写真スタジオ、個人経営の写真屋さん
写真館や写真スタジオ、個人経営の写真屋さんは、ひたすら証明写真を撮影しているプロフェッショナルです。
駅前の個人経営の写真屋さんや昔ながらの写真館が、なぜ生き残っているのかわかります。
個人経営の写真屋さんか写真館がおすすめなのは、写真の画質とかの問題以上に、表情の選び方です。
- もっと椅子に深くかけて!口に力が入りすぎ!もう少し上を向いて!
- 撮影時、筆者のちょっとした姿勢に細心の注意を払ってくれました。
- 視線、ネクタイの曲がりとかも指摘してくれました。
- 撮影後に、いったいどの表情のショットの印象がいいのか、筆者と一緒に写真を選んでくれました。
もちろん有料の補正サービスもあります。
画像データも入手できます。
少なくとも、私の場合は個人経営の写真屋さん写真館が大満足でした。
個人経営の写真屋さんというのは、小さな駅の近くにある、証明写真専門の小さな店です。
カメラマンが経営者だからだと思います。
カメラマンといっても、普通のおじさんかおばさんです。
証明写真が商売の柱で、淘汰されずに残っているのが実力の証明です。
駅前とかにある個人経営の写真屋さん、もしくは写真館、写真スタジオで撮りましょう。
履歴書写真の印象で判断されるところから40代50代の転職での選考が始まる
まず写真に目が行くもの
筆者は企業で採用する立場にいた経験も長いため、思い出します。
応募者の書類を初めて見た時、必ず目が先に行くのは履歴書の顔写真です。
あなたも、その立場にいた時はそうでしたよね。
まず、履歴書と職務経歴書は転職エージェントの目に触れます
転職エージェントは、企業から預かった求人案件に合う人を探し、登録者のデータを見ます。
サイトに掲載されている求人案件の応募に対し、書類選考をする時、登録者のデータを見ます。
登録者のデータを見るとき、写真が最初に目に入るではないでしょうか。
そして、転職エージェントの書類選考をクリアしたとします。
あなたが応募した企業の採用担当者に履歴書と職務経歴書が渡ります
まずは写真に目が行き、あなたの第一印象が決まるのではないでしょうか。
それから、履歴書の字と、職務経歴書の字を読みます。
複数の応募者の書類を見て、同じ作業を繰り返していきます。
写真で、ひとりひとりの応募者を頭の中に印象つけていくのではないでしょうか。
企業の書類選考に通ったとします。
面接の当日になりました
企業の担当者の頭の中に、履歴書写真の印象があなたの印象として存在し、「今日はあの人が面接に来るな」と面接に望むわけです。
採用担当者より上の責任者(部長、事業責任者、担当役員、社長)にも応募書類がまわっています。
皆「今日はあの人が面接に来るな」と面接に望むわけです。
逆の立場で考えれば。当然ですね。
写真はものすごく大切です。
写真を撮る前に、美容院も行きましょう。これも大切です。
履歴書の画像は「紙焼き写真」と「電子データ」の両方が必要|40代50代は忘れずに!
紙焼き写真が必要になるのは、昔ながらの以下のケースです。
- 企業の面接時、紙の履歴書と職務経歴書を持参する場合
- 企業へ応募時に、紙の履歴書と職務経歴書を郵送
- ハローワークでの手続きで必要なる場合
画像データが必要になるのは、以下のときです。
- 転職サイトに写真画像をアップロードする場合
- 履歴書データに写真画像を貼り付ける場合
転職サイトや転職エージェントとのやり取りは、全てデータです。
転職サイトや転職エージェントを通して企業面接に進んだ場合は、事前にデータ状の応募書類が企業に届いています。
にもかかわらず、古いタイプの企業では、
「紙焼き写真を貼り付けた紙の履歴書」と「紙の職務経歴書」を面接に持参することを求められるケースもあるのです。
『応募者が紙の「履歴書」「職務経歴書」を持参するのが当たり前』という文化が残っているのでしょう。
紙にプリントアウトするのはけっこう面倒です。
これは、筆者の実話です。
- プリントアウトしようと思いました。
- 家のプリンタは、久しぶりに使うとインクが詰まっています。
- プリントアウトすると、かすれて駄目でした。
- インクの目詰まりを解消するには、実はインクをかなり消費します。
- インクが2色無くなりました。
- インクを買いにいくのも面倒なので、コンビニプリントにします。
- コンビニプリントを使うのは久しぶりでやり方を思い出します。
- USBメモリに履歴書職務経歴書を入れました。
- コンビニに付きましたが、ワードやエクセルはコンビニプリントでは使えず、PDFにしてないと駄目。
- 振り出しに戻り、コンビニプリントサイトを検索し、履歴書職務経歴書データをアップロード。
- 再びコンビニにでかけて、やっとプリントアウト完了。
- 百均に行って、念の為、A4の封筒とクリアファイル購入。
もちろん、データ状の「履歴書」「職務経歴書」を、企業側で印刷し、面接担当者が用意してある企業の方がまともです。
なお今は、さすがに「応募書類が手書き」のケースはありません。
なお、写真館などで入手する画像データはCD-ROMです。
最近は出番が少なくなったCD-ROMですが、筆者の年代だと見慣れたものですので安心感があります。
ところが落とし穴がありました。
注意ポイント
- 今使っているPCに光学ドライブが無い
- もちろん外付けの光学ドライブなんて家に無い
Microsoft Office始め、あらゆるものがクラウドサービスに移行する中、最近のノートPCには光学ドライブの必要性が薄れてきているのです。
幸い、ほこりをかぶっていた昔のノートPCがまだ動きましたので、光学ドライブ問題は何とかなりました。
もし、昔のPCが無い場合は、大手カメラチェーンにCD-ROMからクラウドにデータを移してくれるサービスがあります。
40代50代は、「実際の履歴書写真の顔画像」と「自分の記憶の顔画像」がズレている!
40代50代は、履歴書写真となる「実際の顔画像」と「自分の記憶の顔画像」がズレています。
自宅の洗面所などの鏡で見る自分とも、光の当たり方が違うのでズレているのです。
履歴書で企業の担当者が見るのは。「実際の顔画像」の方です。
久しぶりに同級会で逢った、同級生の顔くらいずれています。
免許証書き換えの時に、写真が何か変な感じがして、「免許証を人に見せたくはない」のを思い出しましたよね。
印象のよい画像は「写真屋さんの店主のこだわり」に頼りましょう。
ちょっとした写真に対する努力を怠らず、転職活動を有利に進めましょう。
40代50代は登録する転職エージェント転職サイトにも注意
履歴書写真が見落としがちな落とし穴だということは理解できたことと思います。
筆者の経験だと、転職サイトと転職エージェント選びがもう一つの重大な落とし穴でした。
転職サイト、転職エージェントに登録するところから転職活動は始まります。
- 登録している転職サイト、転職エージェントが間違っている可能性はありませんか?
- 登録している転職サイト、転職エージェントが少なすぎることはありませんか?
筆者の場合、転職活動の初期は転職サイト、転職エージェントの選択が間違っていましたし、少なすぎました。
一般の転職サイトに「公開されている求人」は若い方向けが大半です。
また40代以上は、転職エージェントから個別に紹介される「非公開求人」に応募しないと転職活動が進みません。
転職エージェントから「非公開求人」を紹介してもらうためには、以下のどちらかです。
- 40代以上に適切な転職エージェントに登録する
- ヘッドハンティング型転職サイトに登録して、その中で転職エージェントにヘッドハンティングされる
それぞれの転職エージェント、転職サイトには転職業界内でのポジショニング(サービスの立ち位置)があります。
それぞれ得意とする年収グレードや職種、業界、年齢層、ターゲットが異なるわけです。
40代以上だと、転職エージェントによっては全く相手にされないケースもあるのです。
登録して使い始めてみると、自分と相性がいいのかどうかが更によくわかってきます。
転職に慣れないときは、一つ登録し、反応が悪く悩んでいる時間があり遠回りしていました。
40代以上は多くの転職サービスに登録しないと、適切な求人案件に巡り会うところまでたどり着けません。
転職サービスは企業が料金負担する仕組みです。
登録する側は無料ですので、なるべく数多くの転職サイト、転職エージェントに複数登録してください。
複数登録して使いながら、相性が良いのか様子を見るのが肝心です。
おすすめの転職エージェント、転職サイト
全て、筆者が実際に登録・活用したサービスです。
リクルートダイレクトスカウト (ヘッドハンティング型転職サイトです)
- 人材転職業界最大手のハイクラスヘッドハンティング型転職サイト
- 年収800〜2,000万円の求人多数
- 登録後はスカウトを待つだけ
- リクルートダイレクトスカウト
は質の高いハイクラス求人案件が豊富
JAC Recruitment(転職エージェントです)
- 年収600万円からのミドル・ハイクラス層向けの転職支援に強い
- マネージャー(管理職)・管理部門の求人が多い
- キャリアアップ、ハイクラス転職を狙っている人向き
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JAC Recruitmentはサポートが良質
- キャリアコンサルタントが親身だと評判の転職エージェント
- 人材業界の大手の一つ、株式会社パソナ展開するサービス
- 「パソナ」は、人材派遣会社のイメージが強いが、転職エージェントとしても評判が高い
- ミドル世代以降の転職支援実績も豊富
- 非公開求人が8割
- 登録も活用も無料
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- リクルートエージェント
は直接紹介される「非公開求人」の数は業界随一
DODA(デューダ) (転職エージェント兼転職サイトです)
- 大手転職会社パーソルのメインサービス
- 業界最大級の利用者数
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DODAは幅広い職種を紹介可能な総合型エージェントサービス
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